紫帆さん × ファンコミュニティ
Shiho — Mama Influencer Community
「#紫帆買い」を生んだファン共創コミュニティ。
サブスク 数十名規模・自己紹介 300 名超で、1 年以上熱量が続く KOC エコシステム。
Executive Summary
この事例の要点を 3 つのカードで
SNS の一方通行な発信では、長く応援してくれるファンと「近い距離」で深く交流できない。熱量の高いコアファンとつながる手段がなかった。
無料エリア(ファン同士の交流)と有料サブスクエリア(紫帆さんとの密交流)を段階的に分け、「想いの方向性」で 100 名を選抜する設計思想。
「#紫帆買い」「#コミュニティ買い」が自然発生し、企業タイアップ案件の数・単価・内容が拡大。ファンにとっての「第 2 のホーム」が常設化。
01
Challenge/ 課題の本質
8 年以上にわたり活動を続け、ママ世代を中心に多くの支持を集めてきた紫帆さん。SNS でファンとのつながりを築いてきた一方で、感じていたのは「双方向の深いつながりがつくりにくい」という構造的な課題でした。
SNS は拡散力や認知獲得に優れている反面、誰に届いているか・どんな人とつながっているかは見えづらく、クローズドで深い信頼関係を築くには向いていません。コメントや DM ではやりとりできる人数に限界があり、公開の場では話しにくい話題もある。フォロワー数が増えるほど、ファンとの「距離」はかえって広がっていく感覚があったといいます。
単なるフォロワーとの接点ではなく、"仲間"のように安心してつながれる場所を——その想いが、紫帆さんをコミュニティの立ち上げへと向かわせました。
02
Approach/ 戦略設計
SHINSEKAI Technologies は、SNS の外に "第 2 のホーム" をつくる段階的なエリア設計を MURA Platform 上に実装しました。
無料エリアは、ファン同士が子育てや日常の悩みを共有する自然な交流の場。有料サブスクエリアは、紫帆さんとの限定 LIVE 配信や舞台裏共有、オフラインイベントなど、より深いコミュニケーションが展開される密交流の場。「無料で温度を上げ、有料で関係を深める」という構造そのものを設計しました。
立ち上げ時には Instagram / YouTube で 700 名超の応募から「想いの方向性」が合う 100 名を選抜。"数"ではなく "想い" で集めるという思想を、運営の最上流で言語化したことが、その後の熱量を決定づけました。
03
Implementation/ 実装と運用
紫帆さんの「想いの方向性」を最初に言語化し、応募 700 名から 100 名のコアメンバーを選抜することからスタートしました。「ポジティブで、近い距離感でも相手を傷つけない」という紫帆さんのコミュニティ観を、ガイドラインとして運営に翻訳しています。
無料エリアではファン同士の日常交流を活性化し、有料サブスクエリアでは紫帆さんとの限定 LIVE 配信や舞台裏共有など、より深いコミュニケーションを段階的に提供。コミュニティ内ではコラボ商材を先行紹介する LIVE が、自然な UGC と購買連鎖を生む文化となりました。
オンライン交流に加え、月次オフ会などのオフライン接点を常設化することで、ファンにとっての「第 2 のホーム」が育っています。SHINSEKAI Technologies は KPI 計測基盤の整備と運営支援を継続し、紫帆さんが「想い」に集中できる体制を支えています。
04
Outcome/ 成果と学び
有料サブスクは 数十名規模で 1 年以上継続。無料エリアの自己紹介投稿者は 300 名超に達し、コミュニティに「裾野」と「コア」の両方が形成されました。
運営側だけでなくファンの行動にも変化が現れます。「紫帆さんが紹介していたから買ってみた」という購入報告が連鎖し、「#紫帆買い」「#コミュニティ買い」というハッシュタグが自発的に広がっていきました。ある商品の販売時には、コミュニティ内で「どれを買おう会」が自発的に開催されるなど、ファンの購買行動が "文化" として根づいていることを示す象徴的な出来事も生まれています。
この熱量は企業タイアップ施策にも波及。「購買の広がり方が見える」「ファンの声がリアルに届く」と評価され、案件数・単価・内容の幅が確実に拡大していきました。SHINSEKAI Technologies が提唱する「KOC(Key Opinion Customer)」の典型例として、共感→購買→共有→再購買が循環するエコシステムが定着しています。
05
Future/ これから
紫帆さんのコミュニティは「ママたちが安心して集まれる場所、お互いを支え合える温かいネットワーク」を目指して継続中です。SHINSEKAI Technologies は引き続き、コミュニティを "クリエイター活動の柱" として育てる伴走パートナーとして、企業タイアップ・オフラインイベント・新サービス連動を支援していきます。
本事例は、フォロワー数や SNS のエンゲージメント率だけでは測れない「ファンの熱量」を軸に、PR と購買の新しい在り方を示す再現性のあるモデルとして、他のインフルエンサー案件にも横展開が進んでいます。
Impact
コミュニティが生んだ、ブランドとファンの新しい関係。
コミュニティは "数" じゃなく "想いの方向性" が大切。最初の 100 人は、ただのファンではなく、一緒に場を育てていく仲間という意識でスタートしました。"第 2 のホーム" のような温かい場所だと感じてもらえて、嬉しく思っています。
Key Principles
この事例を支えた SHINSEKAI Technologies の設計思想
01
想いの方向性で選抜
応募 700 名から「一緒に場を育てる仲間」として 100 名を選抜。"数" ではなく "想い" で集める設計思想。
02
無料 / サブスク 段階エリア設計
無料エリアでファン同士の交流を温め、有料サブスクで紫帆さんとの密交流へ。段階的に関係を深める構造。
03
KOC 流通による購買連鎖
コラボ商材を LIVE 先行紹介、コミュニティ内でレビューが集まり「#紫帆買い」文化が自然発生。
Credits
このプロジェクトに携わったチーム


