Framework

Community Growth Model

VISIT → FRIEND → VALUE / コミュニティグロースモデル

VISIT(心理的安全性)→ FRIEND(デジタル友達)→ VALUE(愛着・生きがい)の3ステップ。コミュニティの成熟度を測り、段階的にエンゲージメントを深化させるSHINSEKAI独自モデル。

Published: 2024.07 Updated: 2026.04.16 By SHINSEKAI Technologies
Community Growth Model コミュニティグロースモデル
What

コミュニティの成熟度を3段階で測り育成する独自モデル

Why Now

単純なアクティブユーザー数では、関係性の質の深化は測れない

How

各段階で異なる施策を投下し、段階的に関係性を深化させる

01 Overview / 定義と背景

この考え方は何か、なぜいま必要なのか。

コミュニティグロースモデルは、ユーザーとコミュニティ(およびブランド)との関係性を3段階で把握・育成するSHINSEKAI独自のフレームワークです。単純な参加者数や投稿数では測れない「関係性の深度」を可視化します。

3段階はそれぞれ:VISIT(来訪)=心理的安全性が担保された場に訪れる段階、FRIEND(友達化)=他ユーザーやブランドとデジタル上の友達関係が生まれる段階、VALUE(価値化)=コミュニティが人生の意味・生きがいの一部となる段階、を指します。

コミュニティ運営の現場では、「アクティブユーザー数は増えているのに、事業成果に繋がらない」という悩みが頻出します。原因は、単純な量的指標では、関係性の質が測れないことにあります。

100人が表面的に訪れるコミュニティと、10人が深く関わり合うコミュニティでは、後者の方がブランド価値・LTV・UGC生成数で圧倒的に優位になります。この「質」を測り、段階的に育成する方法論が求められていました。

02 Structure / 構造

従来との違い、内部構造。

3段階の特徴

段階状態施策KPI
VISIT心理的安全性初参加動線、コミュニティルール、歓迎メッセージ初投稿率
FRIENDデジタル友達双方向対話促進、イベント、名前を覚えるリピート参加率
VALUE愛着・生きがい役割付与、UGC支援、アンバサダー認定UGC生成・推薦率
03 Practice / 実装と事例

どう実装し、どこで機能しているか。

実装ステップ

  1. 現状把握: 既存ユーザーがVISIT / FRIEND / VALUE のどこにいるか分布を可視化
  2. ボトルネック特定: どの段階で離脱が多いか、次段階への遷移率が低いかを分析
  3. 段階別施策設計: 各段階に応じた施策を個別に設計(同じ施策を全員に打たない)
  4. 個別フォロー: VALUE予備軍のユーザーには個別のKOC化プログラムを
  5. 継続モニタリング: 月次で分布の変化を追い、施策を改善

実際の事例

MURAは、このモデルを前提に設計されています。LINE上でアプリDL不要のVISIT動線、スレッドチャットでFRIEND関係を醸成、限定コマースでVALUE実現——という3段階を同一プラットフォームで提供します。

よくある誤解

  • 誤解1: 全員をVALUEまで育てるべき→ 違います。VALUEは一定割合が健全。むしろVISIT/FRIENDの厚みが全体を支えます
  • 誤解2: VISITは重要度が低い→ 逆です。心理的安全性の担保はVALUE到達率を左右する最重要要素です
  • 誤解3: 段階は不可逆→ ユーザーは段階を行き来します。特にVALUE→FRIENDへの後退は、ライフステージや興味の変化で起こります
04 FAQ / よくある質問

よくある質問。

VISIT→FRIEND→VALUEの遷移率はどれくらいが健全?
業界・商品による差がありますが、目安としてVISIT→各段階間の遷移率を設計に合わせて計測が健全ラインです。
VALUEユーザーを増やしたい
VALUEは急には増えません。FRIENDの厚みを増やし、その中から自然発生的にVALUEが生まれる構造作りが近道です。
どう計測すればいい?
投稿頻度、返信率、他ユーザーとの相互作用数、UGC生成数、推薦率の組み合わせで段階を推定します。
Discordでも使える?
はい。プラットフォームに関わらず適用可能なモデルです。
ユーザー数が少なくても機能する?
はい、むしろ小規模(〜500人)の方が段階設計と個別フォローがしやすく、VALUE創出率が高くなる傾向があります。
05 Related External Content / 関連する外部発信

外部メディアでの発信

このフレームワークに関連する note 記事、登壇資料、ポッドキャスト等は以下から。

Citations & Further Reading

本モデルは『もうバズらなくてもいい』(KADOKAWA, 2024)で初めて体系化されました。

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